人間力コラム

すぐ行動に移す    10. 2. 4

仕事を遂行し、かつそれをプロのレベルにするには、色んな能力が必要となる。
観察力、問題解決力、企画力、改善力、表現力。。。
しかし、こうした個別の能力を磨くことではじめてプロの仕事が出来るようになるのか?


先日、ある会社の教育担当者と話をしていたときのこと。
新人社員から、どうしたらプロの仕事が出来るようになるかと尋ねられた場合、
どう答えるかということが話題になった。
その方いわく、「すぐに行動する力でしょう」と、続けて
「仕事のやり方なんてものは、色々考えずにマニュアル通りにやること」だという。


同感である!
一般的には、仕事の重要度と優先順位付けて行いPDCAの仕事のサイクルで行い、
それに関わる個別の能力を磨いていくといったあたりだろう。
しかし、現実の職場を見てみると知識や個別のスキルがあってもそれを発揮できない
社員がごろごろいる。
すぐに実行に移して失敗したくない、責任を取りたくない、手法や方法論を練り上げて
いくプロセスに仕事の充実感を感じるなど、後ろ向きの風潮がそこにある。


経済環境が悪化し、あらゆることが均一化され差別化が求められる今、企業に求め
られるものは改革や革新、変革だ。
そこには企業力としてのスピード感が何よりも重要。
新人に限らず、中堅社員や管理職も含めた「すぐに行動に移す」という行動力こそ
プロの仕事の基本ではないだろうか。


おっと、後回しにしていた原稿や企画書がたまってきている。
仕事が腐ってしまわないうちに、すぐに片付けなければ。。。